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シェアハウスであなたの権利を守るには

友人と「シェアハウス」で暮らすのは楽しい体験ですが、賃借人としての自身の権利を守る必要があります。

24 July 2023

Three female students standing together smiling in the afternoon sun.

オーストラリアで学生に人気の住まい方は、家やアパートをほかの人とシェアすることです。生活費の節約となり、新たな人々と知り合える素晴らしい方法ですが、賃借人として自身の権利を知っておくことは大切です。  

このブログ記事では、シェアハウスとは何か、オーストラリアの賃借に関わる法律で守られるにはどうしたらよいかをご説明します。  

シェアハウスとは? 

シェアハウスとは「フラットシェア」や「ハウスシェア」とも呼ばれ、2人以上の人が一緒に家やアパートを借りることを指します。通常、各人に専用のベッドルームがあり、キッチン、リビングルーム、バスルームなどの共用エリアをシェアします。  

ハウスシェアをする人の数は、物件の規模と、大家(物件所有者)と合意した内容によって異なります。  

あなたとハウスメイト(同居人)は、住居にかかる費用と責任を分担します。  

シェアハウスを探すためのヒントはこちらをご覧ください。  

シェアハウスに入居

共同賃借  

共同賃借とは、あなたと2人以上の人が直接大家または業者と賃貸借契約を締結することをいいます。つまり、賃借に対する責任をあなたとハウスメイト(同居人)で共有します。 

賃貸借契約を締結する前に 自身の権利を知って おきましょう。  

サブレット(又貸し)  

既存のシェアハウスに入居すると、既存の賃借人の1人がこれを手配できます。これを「サブレット」(又貸し)と呼びます。これはオーストラリアでは合法ですが、大家の許可が得られた場合に限ります。その許可がなければ、又貸しは無効であり、賃借に関わる法律によって保護されません。  

知っておくべきこと:  

  • 大家または業者は、又貸しに合意することに対して費用の請求はできません。 
  • 主の賃借人(ヘッドテナント)と従の賃借人(サブテナント)との合意は、オーストラリアの法令で保護されるよう、書面で行う必要があります。該当の州または準州の賃貸借当局のウェブサイトでサブレットの契約書面をダウンロードできます。  
  • 主の賃借人は大家と同じ責任を有します。つまり、主の賃借人はあなたに契約書、入居状態報告書を渡し、あなたのボンドが正当な当局に提出されるようにする必要があります。  
  • 大家は、合理的な理由(例えば家に対して賃借人の人数が多すぎるなど)がなければ、あなたが従の賃借人となることを拒むことはできません。  

ボンド(保証金)  

大家がサブレットを許可し、主の賃借人があなたからボンドを受け取る場合、主の賃借人の責任においてそれを該当するする州政府機関に提出し、受領書をあなたに渡さなければなりません。しかし、ほとんどの場合、あなた自身でオンラインで提出ができます。  

主の賃借人があなたのお金を保持することがないようにしましょう。退去時に返金を拒まれた場合、法的な保護を受けることができません。  

あなたの権利と責任を理解しましょう 

シェアハウスを探す際には、次のことを知っておくべきです。  

  • 写真は必ずしも正確でないため、必ず自身でその家を訪れること。  
  • 賃貸借契約締結または物件の見学前に金銭を渡さないこと。  

賃貸借契約書をよく読み、例えば下記のような必要な詳細が網羅されていることを確認してください。  

  • 賃料の額と支払い先の口座
  • 賃貸借期間
  • 公共料金の支払い方法
  • 家のメンテナンスの責任者
  • 契約期間終了前に退居する場合の対処方法 例えば、どの程度事前に通知する必要があるか、新たな賃借人が見つかるまでに賃料の支払いを続ける必要があるか、など
  • 主の賃借人があなたを立ち退かせたい場合はどうなるか

 賃借人としての権利についての詳細はこちら  

すべてを書面に残しましょう 

住まいに関して、例えば下記のようなやり取りの記録をすべて保管しておきましょう。  

  • Eメール  
  • テキストメッセージ 
  • 大家や同居人との合意内容  

これらの記録は、将来、見解の相違が生じた場合に非常に役立ちます。また、入居時に写真を撮り、保証金について見解の相違があった場合に備えて証拠を残しておくこともお勧めします。 

シェアハウスを退居 

賃貸借は、賃借人全員が物件を退居し、鍵を返却して初めて終了します。契約終了前にシェアハウスを退居する場合は、どの程度事前に通知する必要があるか、新たな賃借人を見つける必要があるかどうかを確認しておきましょう。 

主の賃借人があなたの退居を希望する場合、契約に記載されている期間に事前通知をしなければなりません。  

今後その住居に対する責任を負うことがないよう、契約書から自身の氏名を削除してもらうようにしましょう。シェアハウスを退居する手順は、居住する州または準州によって若干異なります。しかし、ほとんどの場合、州または準州の貸借権利機関(以下に記載)のウェブサイトからダウンロードできる書式に記入する必要があります。  

賃借に関する支援 

賃借人としての権利が侵害されている状況に陥った場合は、躊躇することなく支援を求めましょう。該当の州または準州の貸借権利機関に連絡してください。